むち打ちとは?

交通事故やスポーツなどで急に外力が加わり頸部に強制的な物理的作用が働いて損傷した状態を総称して呼びます。

正式には「頸椎捻挫」「頸部挫傷」「外傷性頸部症候群」などと呼ばれるものです。

交通事故直後に起こることもありますが、事故後1週間以上経過してから痛みや違和感が出ることもあります。

症状

1)骨折、首、肩や腰の痛み、疼痛、しびれ、鈍重感、知覚鈍麻、
  知覚異常、むくみ、筋緊張、可動域制限、
2)頭痛、めまい、耳鳴り、顎関節症、咬合障害
3)不眠や動悸亢進、精神性発汗、不安感

 症状について

交通事故が原因の「むち打ち」についてご説明させて頂きます。
通常むち打ちというと首・肩だけのものと思われていますが、頸には多くの骨、筋・筋膜、神経、血管が走行しており、それらの組織に急激な外力が加わります。
そして構造的にも頭の重さを支えている頸部に瞬間的で突発的な力が働き、筋・筋膜、神経などの損傷、伸長、炎症がおこります。その多くの場合、レントゲンやMRIでは確認できません。

むち打ちなのに腰が痛くて!

むち打ちは頸や肩だけではなく腰や指先、足の方まで症状を訴える事があります。
多いのが外傷性神経症状と呼ばれるもので、頸部から両腕に神経を分枝しているのですが、その神経の損傷や伸長強制が知覚神経を興奮させ知覚異常が起こります。
同じく頸部には自律神経をコントロールする頸部交感神経節という所があり、それらを刺激すると自律神経症状を呈する事があります。
腰や下肢に症状を訴えるケースで多いのは潜在的に腰痛になりやすいベースがあり、事故の外力によって筋・筋膜の緊張が伝播し、顕在化することが多いです。

脳脊髄液減少症

最近になって認知され知られるようになってきましたが、簡単に説明すると事故によりの髄液が髄膜(脳・脊髄)から漏れ出てしまい、その事によりでる症状を呼びます。
(交通事故以外での原因もありますが、治療法はまだ、確立されておりません)

NPO脳脊髄液減少症患者・家族支援協会(旧名・鞭打ち症患者支援協会)
URL  http://www.npo-aswp.org/shinonaga.html

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治療法

・関節包内矯正:仙腸関節、肋椎関節、胸鎖関節
・頭蓋治療:クレニオ、頭蓋膜テクニック
・鍼灸治療:遠絡療法、遠位ー運動鍼
・整體活法


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