顎関節症

 顎関節症とは・・・

  ・口が開かない
  ・顎が痛い
  ・顎が鳴る
     等の症状を体験した事はありませんか?
「顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節のクリック音、開閉障害」を主要な症候として呼ばれている総括的診断名で、その病態には咀嚼筋障害、関節包、靭帯障害、関節円板障害、変形性関節症が含まれています。


 原 因

・硬いものを食べる。
・うつ伏せで寝た際に下顎を圧迫した。
・歯の治療の後、発症
・打撲や転倒後
・その他・・・気が付いたら音が出るように

女性に多い・・・統計的にはここ20年ぐらいで急激に増加傾向にある顎関節症の患者さんは年齢でいうと10〜30歳代に多く、女性は男性の2〜3倍の発症率と報告されています。
女性の方に多いのは男性に比べ骨格や靭帯、筋肉が弱いからと言われています。近年の発症率の増加を見ると若者の生活習慣や偏った食生活が影響しているのではと考えられます。
  咀嚼の回数:一日に噛む回数は昭和初期は1400回、現代は600回

メカニズム・・・顎関節は肩関節と同じように、関節窩の受け皿の方にぶら下がった形体の関節でその安定性を筋や靭帯などに依存している関節です。その依存している筋や靭帯などの軟部組織は様々なストレスや関節包からの機能的障害により容易に緊張状態を強いられ左右の筋バランスの不調和により咬口障害が起こります。


 治 療

当院の治療は、まず頸椎の動きの確認をして動きの悪い頸椎に注目して、その頸椎に対応する手首の調整と首周りの筋肉群を緩めます。
場合により、頭蓋骨や足首の調整を行い様子を見ていただきます。
歯の治療や矯正治療中の方は、歯医者さんの治療を優先させながら顎関節症の治療をされていかれると良いと思います。

    


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